機能不全家族に育ち、
不登校の母となった過去
私は、アルコール依存症の親に育てられ
「自分が生まれてきた意味」を見失い、
人生のどん底を経験しました。
愛されている実感がないまま大人になり、
やがて母になりました。
しかし、我が子が不登校になったことで、
私は再び大きな壁にぶつかります。
「私は、親として本当に
正しかったのだろうか?」
と悩み、もがく中でたどり着いたのが、
「心の在り方がすべてに影響する」
という真実でした。
逆境の中で見つけた「癒し」の道
シングルマザーとして6畳一間で
2人の子どもを育てながら、
生活のためにパート勤務。
そんな中、
足裏リフレクソロジーの資格を取得し、
美容院やスーパー銭湯で施術を提供。
ある時、不思議なご縁で技術と情熱が
認められ、長野の漢方薬局で
施術部門の責任者に。
しかし、新たな職場ではベテランスタッフ
からの厳しい扱いに苦しむ日々。
それでも私は
「施術は技術だけではなく、
願いと祈りを込めた癒し」だと信じ、
心を込めた施術を提供し続けました。
すると、半年後には
指名予約がいっぱいになり、
施術だけでなく「心の相談相手」として
求められるようになっていったのです。
わが子を救いたい
そこから始まった「心の学び」
施術だけではなく、
「心のこと」をもっと学びたい。
そう思った私は、
インナーチャイルド療法やアメリカ発祥の
自己開発プログラムを学び、
心のケアとカウンセリングを
深めていきました。
そして、不登校のわが子を支えたい
一心で学び始めた「心のケア」が、
いつしか「妊活」に悩む女性たちを
救う力となっていきました。
妊活成功の秘訣は
「体」+「心」
漢方薬局で不妊カウンセリングを
始めてわかってきたのは
「体は整っているのに、
なかなか妊娠につながらない
女性が多いこと。」
その背景には、身体だけでなく、
心の問題が深く関係していました。
ストレスや無意識の心のブロックが、
妊娠を妨げる大きな要因と
なることが多く、
漢方による体質改善と並行して、
心を整えるサポートを
行うようになりました。
すると、徐々に変化が現れ、
妊娠に至る方が増えていったのです。
「心のケア」こそが、
妊活の大切な鍵になると確信し、
本格的に不妊カウンセリングを
始める決意をしました。
本書では、
改善のための漢方について、
専門家である夫が執筆しています。
妊活は、決して女性だけのもの
ではありません。
「赤ちゃんが欲しいなら、
妻が頑張るのを応援してればいい」
「病院に通っていれば、
いつか赤ちゃんは授かる」
そんな風に考えている夫が多い現実。
でも、「本当に妻を愛しているなら」、
ぜひ知ってほしいことがあります。
それは、妊活とは「夫婦で歩むもの」
だということ。
そして、赤ちゃんを迎えるということは、
夫婦が一緒に人生と向き合うこと
でもあるのです。
「なぜか妊娠できない」
と悩む方たちの多くは、
本当は「妊娠ができない」
のではなく、
心が赤ちゃんを迎える準備が
できていないことが
多かったのです。
と確信しました。
この本には、
私がこれまで向き合ってきた
10人の女性たちのリアルな物語が
収められています。
そこには、ただ「妊娠したい」
と願うだけでは乗り越えられない、
さまざまな葛藤や苦しみがあります。
そして、その一つひとつを
乗り越えた先にあるのは、
ただ赤ちゃんを授かることではなく、
「本当に幸せな家庭を築くこと」。
そして、そのために必要なのは、
まず「自分の命」を愛すること。
「妊活本」としてだけでなく、
「命の本質を考える本」
としてぜひ手に取ってみてください。
ソウルヒーラー
金丸綾花
Ayaka Kanemaru
日本不妊カウンセリング学会
認定不妊カウンセラー。
日本胎内記憶教育協会認定講師。
医薬品登録販売者。
ソウルヒーラー。
夫の金丸幸市氏が経営する
「漢方の麗明堂」 で、
不妊に悩むカップルの
心のケアを担当。
また、命が輝く生き方をテーマに、
胎内記憶教育をベースとした
インナーチャイルド療法を
取り入れたセッションや
セミナーを運営。
心身ともに健康で幸せになり、
命を大切にすることが
できるようにサポートしている。
著書にKindle版
『しあわせへの道:いのちを 愛する』
(金丸弥錫の名義で刊行)。